毒親ってなに?毒親と呼ばれる特徴や家庭環境、なぜ毒親になってしまうのかを探る

桃から学ぶ
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こんにちは!今日はちょっと重たいですが、大切な話題を取り上げます。
それは「毒親」について。
聞いたことあるかもしれないですが、実際にはどんな親のことを指すのか、
特徴や家庭環境、そして毒親になりやすい行動や心理について一緒に見ていきましょう。

桃の友達のクロは毒親についてよくブログに書いてるね

そうだね、自分が毒親なんじゃないかって思ってるみたいだよ

毒親とは?

「毒親」は、アメリカの専門家が提唱した概念です。
子どもに悪影響を与える親のことを指し、
親が意識しているかどうかに関わらず、
過干渉や暴言・暴力などによって子どもに重圧を与えたり、親の都合を優先し、
子どもの心や体に悪い影響を与える行動を取ることを指します。

毒親の特徴

  1. 過度な干渉
     子どもの生活や決定に口を出しすぎて、自立を妨げることが多いです。
    例:習い事や進路を親が決める、友人関係や恋愛関係を過剰に監視する。
  2. 批判的な態度
     常に子どもの行動や選択を批判し、自分の期待に応えないと否定的な態度を取ります。これが子どもの自己肯定感を低下させます。
    例:他人と比較して劣等感を植え付ける、成功を認めず常に批判する。
  3. コントロール欲求
     子どもを自分の思い通りに操ろうとします。まるで自分の所有物のように扱うことがあります。
    例:子どもの生活のさまざまな側面で意思決定を制限し、自分の意見や希望を押し付ける。
  4. 感情的な不安定さ
     親自身が感情的に不安定で、怒りや悲しみを子どもにぶつけてしまいます。
    例:「あなたが悪い」「私の言うことを聞かないと愛されない」などの発言。
  5. 境界の欠如
     子どものプライバシーや個人の境界を尊重せず、必要以上に踏み込んできます。
    例:子どもの個人的な空間やプライバシーを尊重せず、勝手に物を見たり、部屋に入ったりする。

毒親の家庭環境

  1. 支配的な雰囲気
     親が家族全体をコントロールしようとし、家族全員が親の意向に従うような雰囲気があります。
    例:その意見を否定すると怒りだしたりイライラをぶつけるなど
  2. 感情の抑圧
     家庭内で自由に感情を表現できない環境です。喜びや悲しみさえも抑え込まれてしまうことがあります。
    例:子どもが悲しみや怒りを表現すると、親がそれを無視したり、否定的に扱ったりする。
  3. 高い期待とプレッシャー
     子どもに対して過剰な期待をかけ、そのプレッシャーで子どもがストレスを感じることが多いです。
    例:非現実的な学業成績やスポーツの成果を期待し、それに応じないと失望する。
  4. 不安定な愛情
     親の愛情が不安定で、子どもが愛されていると感じられないことがあります。
    例:条件付きの愛情表現や自分都合で愛情表現をするなど

なんで毒親になってしまうの?

1. 未解決の過去のトラウマ

親自身が子ども時代に虐待やネグレクトを経験している場合、そのトラウマが解消されずに残っていると、自分の子どもにも同じような行動を取ってしまうことがあります。
自分が受けた傷が癒されていないと、同じパターンを繰り返すことが多いです。

2. 自己肯定感の低さ

自己肯定感が低い親は、自分に自信が持てず、その不安や劣等感を子どもに投影することがあります。子どもを通じて自分の価値を証明しようとするため、過度な期待や批判が生まれます。

3. 過剰な不安や恐れ

親が子どもに対して過剰な不安や恐れを抱いていると、その結果として過干渉やコントロール欲求が強くなります。子どもを守りたいという気持ちが強すぎると、子どもの自立を妨げる行動を取ってしまうことがあります。

4. 完璧主義

完璧主義の親は、自分や子どもに対して非現実的な期待を持ち、その期待に応えられないときに厳しく批判します。完璧でなければならないというプレッシャーが親自身にもあり、そのプレッシャーを子どもに押し付けてしまいます。

5. 感情のコントロールができない

親が自分の感情をうまくコントロールできないと、怒りや悲しみを子どもにぶつけてしまうことがあります。ストレスやフラストレーションを感じたときに、それを子どもに発散することで感情的な安定を図ろうとする場合があります。

6. 親自身の未熟さ

親が精神的に成熟していない場合、子どもの感情やニーズを理解することが難しく、自分の欲求を優先してしまいます。親になる準備ができていない場合や、親としての役割を理解していない場合も、毒親になりやすいです。

毒親になる理由は様々であり、親自身が意識していないことも多いです。しかし、自己改善や専門家の助けを借りることで、健全な親子関係を築くことは可能です。

毒親って自覚はあるの?

毒親が自分の行動や態度を自覚しているかどうかは、個々のケースによりますが、
一般的には自覚がないことが多いです。以下に、自覚の有無に関するいくつかのポイントを挙げます。

自覚がない場合

  1. 認知の歪み: 毒親は、自分の行動が正しいと信じ込んでいることが多いです。例えば、過干渉や過度な期待を「愛情の表現」や「子どものため」と捉えている場合、自分が毒親だと認識するのは難しいです。
  2. 社会的規範: 一部の文化や社会では、厳しい教育や過干渉が良しとされることがあります。このため、自分の行動が問題であると気づかないことが多いです。
  3. 防衛機制: 自分の行動や態度が子どもに悪影響を与えていることを認めるのは辛いことです。そのため、心理的な防衛機制が働き、自分の行動を正当化したり、問題を認識しなかったりすることがあります。

自覚がある場合

  1. 内省的な親: 一部の親は、自分の行動や態度について内省する能力を持っています。自分が子どもに対して過度に厳しいことや不適切な行動を取っていると気づくことがあります。
  2. 外部からのフィードバック: 他の家族、友人、教師、カウンセラーなどからの指摘やフィードバックによって、自分の行動が問題であると気づく親もいます。
  3. 子どもの反応: 子ども自身が親に対して不満や苦しみを表現した場合、それをきっかけに親が自分の行動を見直すことがあります。

統計的なデータ

具体的に「毒親が自覚している割合」を示す統計的なデータは限られていますが、
一般的な観察からは、自覚している毒親は少数派であると考えられます。
多くの毒親は、上記の理由から自分の行動を問題視しない傾向にあります。

参考リンク

子育て・教育に関する正しい情報や最新情報を発信し、
これからの時代の子育て・教育を探る「情報メディア」のソクラテスのたまごにも
毒親についての特集がありますので
ぜひ参考にしてみてください。

「もしかして毒親?」母親の3人に1人が“心当たりあり” | ソクラテスのたまご|教育は未知にあふれている
「毒親」という言葉が浸透してきました。ご自身の育ってきた家庭を振り返って「私の親は毒親だった……」と思うこともあるかもしれませんし、「今、自分の子どもにとって私は毒親なのかもしれない」なんてギクッとする方もいるでしょう。毒親にならないための...
ソクラテスのたまごHP

  1. All About: 毒親の特徴や行動パターンについての詳細な解説。
  2. ダイヤモンド・オンライン: 毒親育ちのチェックリストとその影響について。
  3. ソクラテスのたまご: 毒親の具体的な行動パターンや影響から逃れる方法について。

まとめ

毒親の影響は子どもの成長や心理に大きな影響を与えます。
親としての自覚と自己改善の努力が大切です。
また、子ども自身も自分の心理的健康を守るために専門家の助けを求めることが重要です。

家族関係に悩んでいる方は、無理せずに専門家の相談を受けることをお勧めします。

自分都合や固執した考えをなくしていくのが大切なのかもね

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